市立小樽病院高等看護学院(東雲町9・馬渕正二学院長)は、5月2日(水)13:50から、地域清掃活動を行った。
国際看護師協会では、5月12日のフローレンス・ナイチンゲールの誕生日に因み、1965年からこの日を「国際看護師の日」と定めた。21世紀の高齢化社会を支えるために、看護の心、助け合いの心などを育むきっかけとなるよう、旧厚生省は1990年に「看護の日」を制定した。
同学院では、この「看護の日」に、毎年清掃活動を行っている。昨年は、雨のため中止となったが、今年は晴天に恵まれ、汗ばむ陽気の中、全学院生94人と職員6人の計100人が、小樽病院周辺やグリンロード、東雲町周辺、堺町通りなどを、各班に分かれて、市から借りたベストを身に付け、清掃活動に汗を流した。
午前中には、市の生活環境部より、ゴミについての話を聞き、午後の清掃活動への試みや意義を見い出す参考にしていた。
同学院・北山敬子主査は「ひとりひとりがゴミを出すことや分類することを意識し、ゴミに関係して仕事をしている人への感謝をしてもらいたい。看護学生として、人の健康を守る役割があり、普段は実習を通して学んでいるが、広く考えた時、地域の環境を整えることが、健康を守る意識付けとなる。地域の人から、感謝の言葉をかけられたり、嬉しかったと聞いている。この活動を見て、ゴミを捨てない意識へも繋がり、清々しい気持ちとなり触れ合いもある」と話した。
参加した1年生の女子は「普段通っている道路を清掃し、気に留めていなかった小さなことも目に付いた。自分の気持ちも新たになる」と話した。