市立小樽病院6階講堂(若松1)にて、12月22日(木)16:00より、小樽少年少女合唱団によるクリスマスミニコンサートが開かれ、50人の患者さんたちが集まった。同合唱団が歌うクリスマスソングが講堂に響き渡り、ひと足先にクリスマスを楽しんだ。
小樽少年少女合唱団は、今年で創立34年目を迎える。小学生9名、中学生13名、高校生3名の合計25名の団員で活動をしている。春と夏には市民合唱会、8月に合宿、来年1月には札幌で、北海道合唱連盟合同演奏会を予定している。指揮:鈴木久司氏、ピアノ:村上由希子さん。
「入院されているみなさんにクリスマスの歌を贈ります」と、第一部はクリスマスソング、「グローリア」・「聖夜」・「もろびとこぞりて」・「もみの木」を歌った。
第2部は、日本の歌「ふるさと」・「こけしどこの子」・「雪の祭り」・「あいや節幻想曲」に、日頃の練習成果を発揮した。沢山の拍手が沸き、アンコールに「アベマリア」と、9曲を歌い上げた。会場では、澄み切ったハーモニーに聞きほれていた。
合唱団の子ども達から、手づくりのクリスマスカードが全員にプレゼントされた。「早く元気になってください。また、私達の歌を聞いて楽しんでくださいね!」などの温かいメッセージが書かれていた。合唱を聞いていた女性は、「とてもかわいらしくて、子どもの声は綺麗だった。清らかで感動した」と満足した様子だった。
市立小樽病院小児科・小田川泰久医長は、「子ども達の歌は、初めてで素晴らしかった。今までは知り合いを通して、ピアノや歌のコンサートを行っていた。みなさんも大変喜ばれたと思う」と話した。
合唱団の渡辺愛さん(中学1年生)は、「みんなに曲を聴いてもらい、患者さんには、早く元気になってもらいたい」と話していた。