「原発事故による放射能汚染の不安を抱える福島の母子に、夏休み期間中小樽で日常生活を過ごしてもらい、心身のストレスの軽減を目指す」と、今夏に実施した『福島の夏休み@小樽』の報告パネルが、ウイングベイ5番街ネイチャーチャンバーで、11月27日(日)から展示されている。
同プロジェクトでは、7月27日に22家族・61名、8月8日に8家族・28名を受け入れ、様々な事業を実施した。これにかかる費用を、個人や各団体に寄付を依頼した。目標金額の550万円を上回る615万円が集まった。
この「2011福島の夏休み@小樽」事業報告書が出来上がり、このほど「やれること実行委員会」のHPに掲載された。しかし、インターネットを利用していない高齢者からの寄付が多く寄せられたことから、パネルによる報告書の展示が必要と判断。ウイングベイ5番街ネイチャーチャンバーの山側で、27日(日)から1週間の展示を始めた。
同委員会の石川聖晃副委員長は、「今夏の『福島の夏休み@小樽』では、小樽の市民や団体から大きな協力を得ることができ、皆様の支えで素晴しい夏休みを子どもたちに過ごしてもらう事ができました。この度、事業報告が出来上がったので、ネットとパネル展示で皆様にお知らせすることにしました。残った100万円は、今後の被災地の支援に充てたいと思っています。現在、子どもの安全の確保のために、防犯ブザーが足りないとのことなので、早速、防犯ブザーを現地に贈ることにしています。パネル展示は、堺町のみのやさんでも行うことにしています」と話している。
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