小樽文化祭催恒例行事「お茶会」が、11月2日(水)と3日(木・祝)に開かれ、来場者は、心和むひとときを過ごしていた。表千家・小樽吉祥会、裏千家茶道、煎茶道方円流の3つの会が交代で開いている。
今回は、表千家・小樽吉祥会の会員による「お茶会」が開かれ、1日130名にお茶を振る舞った。希望者は、御点前を見る事ができ、伝統的な作法を見て、日本の文化に触れる事ができた。
小樽吉祥会は、現在40名の会員。それぞれの社中において稽古をし、同門会札幌支部に参加し、いろいろな行事でお茶を点てている。最近では、小樽在住外国人に、お茶会を開いた。
布施宗悦代表は「お茶を点てている時、お茶だけに集中する事ができる。教室では畳の上での歩き方や作法を学び、3ヶ月くらいでお茶を点てる事ができる。きちんとした基礎を学ぶ事が大切。今年は、お茶会を美術館で行い『雰囲気がいいね』と言われ、喜ばれて帰られると嬉しくなる」と話す。
市内から友達同士で来場した女性2人は、「菊花展を見て、偶然お茶会に参加。思いがけずお茶をいただき美味しかった。友達にも教えてあげたい」と、満足した様子。仕事の合間に来た女性も「心が豊かになる」と話していた。