カトリック住ノ江教会運営委員会による、カトリック住ノ江教会チャリティーバザーが、時折、雨の降る9月18日(日)に行われた。
同委員会の竹内幸博会長は、「このバザーは、被災地への全額寄付を目的としているが、主催者側の高齢化に伴い、中止との意見が出たが、頑張って続けようと、存続の目的も兼ねている。続けようとする気持ちを持つことが大切だ」と説明した。
マイレット・ジェームス神父は、小樽に住んで3年半、「今回のバザーは、おでん・カレーなど珍しいものではないが、地域の人々とゆっくり話し合うこと、交流を持つことが大切だと考える。東日本大震災で困っている人に届けるために、チャリティーバザーを行った。小樽の街も元気づけたい」と語った。
弟と一緒に参加した三輪しおりさんは、「小さい頃から教会へ来ている。手伝いをすることが好きなので毎年来ている」と話していた。
聖堂では、日用品のバザーとともに、東日本大震災への救援物資コーナーも設けられた。今回、教会の信者である湊春美さんの、「バザーが終了したら、残ったものを救援物資にしたいので見せてください」との依頼で、「それならここで直接救援物資を集めてみては」と場所を提供した。
湊さんは、福島県から小樽に避難してきた尾形紀泰さん家族から、被災地の話を聞いたことで、YARERUKOTO実行委員会を設立。現地の生の声を聞き、必要な物資を集めて送ることを行っている。バザーでは、電気ストーブ・本・飲み物などが集まっている。同コーナーで、手づくり靴下やコースターも販売され、ル・キャトリエムのチャリティー限定マカロン(日の丸をイメージ)を300円(3個)で販売。売上金は、救援物資を送る送料などに使われる。
食堂では、カレー・焼ソバ・おでん・ケーキ(レストランいる・ぴあっと特製)とコーヒー。野外コーナーでは、とうもろこし・焼き鳥・ビールが販売され、信者や近隣住民が沢山参加し、会話をしながら食事をしていた。