小樽の街の山の手側の歴史的な建物を中心に、運河沿いだけでない小樽の魅力を紹介する「小樽再発見散策マップ」が、このほど発行された。
このマップを発行したのは、市内入船にある、建築家・田上義也設計の坂牛邸の管理運営を中心に、小樽市内の歴史的な建物を保存再生する活動をしている「NPO小樽ワークス」(遠藤謙一良代表)。
小樽公園の白樺林に囲まれ、静かな佇まいを見せる坂牛邸をスタート地点に、小樽再発見散策の4コースを、マップと写真で紹介している。
4つのコースは、小樽公園散策コース、花園・水天宮周遊コース、緑・山手街道散策コース、天狗山周遊コースに分けられている。各コースには、50分〜75分間の分刻みの散策時間が付けられている。10月までは、市民ボランティアによる「小樽再発見散策」が、同コースで実施されている。
マップは、新聞紙よりやや大きいサイズで、2,000部の印刷費(10万円)には、市の助成金の一部が充てられた。横6つ折り、縦2つ折りの持ちやすいサイズになっている。
マップの配布(無料)は、運河プラザ喫茶店、都通りふれあいプラザ、商大駅前プラザ、坂牛邸。
事務局の東田さんは「観光客の行く運河沿いだけでない、小樽の山の手の魅力再発見のために、小樽の人や近郊の人、札幌の人、本州の人など、小樽好きな人に利用してもらいたい。来週には、HP(ホームページ)に、同じマップをビジュアルにアップするので、ぜひ見ていただきたい」と話していた。
◎NPO小樽ワークスHP