運河に響く樽の音 潮太鼓「若潮隊」の公開練習



wakasio1.jpg 小樽運河に隣接する運河プラザ(色内2)前で、26日(火)16:00から、赤い法被に赤・白の鉢巻をきりりと結んだ子供たちが、一斉に樽太鼓をたたく音が周辺に広がった。
 これは「潮まつり」に欠かせない「おたる潮太鼓保存会」の若潮隊(園児〜小学生)の公開練習。毎年恒例で、潮まつり開催の3日前から同所で行い、市内のお祭りムードを盛り上げる。
 同保存会(清水寛之会長)は、18歳以上の親隊・中高生のハマナス隊・小学生を中心とする若潮隊から成る。
 若潮隊の子供たちは小さな樽で作られた太鼓を前に、「やぁー」の掛け声とともに「ドンドコドンドコ」と太鼓の音を力強く響かせた。
 周囲にはカメラ片手の母親たちが囲み、子供の撮影に懸命だった。行き過ぎる観光客たちも、思わず足を止め、可愛い打演に見入っていた。 
また、運河プラザに建つ消防犬ブン公も、潮まつりを前に子供たちと同じ赤い法被をまとい、首を傾けながら、練習の様子を熱心に眺めていた。
 「第45回おたる潮まつり」(7/29〜31)の開催まであと3日となり、恒例の若潮隊の公開練習も始まり、ようやく祭り近しのムードが高まっている。