歴史的建造物の旧小樽商工会議所(色内1)をアートの場にする「第2回 小樽北のウォール街アートプロジェクト2011」が、7月25日(月)から8月7日(日)11:00~18:30に行われている。
NPO小樽ワークス(遠藤謙一良代表)の主催。同建物の見学会と館内に設置したアートプロジェクトを公開するイベント。昨年の旧三井銀行小樽支店でのイベントに次ぐ2回目の開催。
「会場周辺はかつて北のウォール街と呼ばれ、旧銀行をはじめ歴史的建造物が多く遺っておりますが、街の空洞化・建物の劣化も進み、維持管理が難しい状況で す。市内の歴史的建造物は商業空間として一部再生しておりますが、これからの成熟社会に相応しい観光都市小樽を文化や様々な視点から考え、小樽の財産であ る歴史的景観を生かした新たな想像力が必要」と企画した。
館内には、アーティスト・山田良氏(札幌市立大学講師)のアートプロジェクトが展開されている。アートの魅力と未使用となった空間が「アート空間」、「生 きた空間」として再生し、改めて建築や歴史の意味を考える場所となっている。「過去から現在そして未来へ歴史と文化が共存し、観光都市小樽が経済・文化的 に再生する事を考えるプロジェクトです。是非この機会にご来場下さい」と多くの市民や観光客に呼びかけている。
8月6日(土)15:00~17:40には、山田氏をはじめ、北海道大学観光学高等研究センターの石森秀三センター長(大学院教授)、同センターの池ノ上真一 助教ら3名によるフォーラム「文化遺産が小樽の未来を拓く」を開催する。歴史的遺産をもつ観光都市小樽の再生の可能性を広く多様な視点で語り、アートと歴 史的建造物の魅力と空間がアートにより再生する可能性を考える。入場無料。
問合せ:090-3468-3741 NPO小樽ワークス(東田)
◎第2回 小樽北のウォール街アートプロジェクト2011