小樽とゆかりの深い、日本を代表する音楽評論家吉田秀和(1913年9月~)氏の「名曲の楽しみ 吉田秀和展」が、市立小樽文学館で6月4日(土)から7月31日(日)まで開かれる。
吉田氏は、今年98才。小学6年の時、小樽に転居し、中学3年までの少年期を小樽で過ごした。中学では、伊藤整に英語を学んだ。
吉田秀和展は、著書・関連資料、文章・業績を紹介するパネルを展示。同時に、評論に関する講座を開き、優れた評論家の全体像を、ゆかりの深い小樽市民に知ってもらうことを目的としている。
鎌倉文学館の協力で、吉田氏の話と名曲の数々を、貴重映像で綴る「吉田秀和氏と音楽を楽しむ」が、7月18日(月・祝)午後2時より、同館研修室で開かれる。無料。
展示資料約100点の中には、小樽時代の淡い恋の記憶を描いた自筆原稿「メリー・ウィドウのワルツ」や小樽市中学校時代の成績表、愛蔵していた輸入楽譜「モーツァルトピアノ協奏曲」などがある。
「名曲の楽しみ 吉田秀和展」は 6月4日(土)から7月31日(日)まで。月曜休館。7月18日は開館。市立小樽文学館(色内1) 入場料 一般300円 高校生・市内高齢者150円、中学生以下無料
◎関連記事
◎市立小樽文学館HP
◎鎌倉文学館HP