「ひまわりパワー!!必ず復活!!元気になりますように」。「被災地の人たちがんばって下さい」。「めげずにファイト!!」。「ぼきんしたよー!」。東北大震災の被災者に向けた小学生や商大生の温かい応援メッセージが、ひまわりの種とともに、24日(火)、被災地の塩釜市へ送られた。
小樽の観光地の堺町通りで働く若手経営者やスタッフらで作る「堺町どんこん会」が、3月11日に発生した東北大震災の被災地の子供たちにエールを送ろうと始めた”ひまわりスマイルプロジェクト”。
堺町各店にメッセージBOXとメッセージカードを設置するとともに、ハガキで公募。約2ヶ月間で届いた応援メッセージは1,015通。小学生の愛らしい字で書かれたメッセージ、イラストや商大生の温かい気持ちがつづられた言葉が次々に集まった。
同会では、このメッセージに、「被災地には物資は届いているが、心の支えがまだ足りない。ひまわりを育てて、少しでも日常生活を取り戻してもらいたい」と、阪神淡路大震災の焼け跡から採取した種と空知管内北竜町から譲り受けた種を添えた。
送付手続きは、福島市から小樽に家族で避難した尾形紀泰さん(42)に協力を仰いだ。尾形さんは、「塩釜市の公民館館長が快く引き受けてくれた。被災地では、日常の生活を持てることが嬉しいこと」と感激の様子。
プロジェクトリーダーの千葉玲子さん(小樽浪漫館店長)は、「自分が笑顔になれば隣の人も笑顔になり、その笑顔がまた自分に返ってくる。塩釜市に笑顔が広がれば嬉しい」と話す。
同会では、まだまだメッセージを募集している。問合せ:0134-31-6566 小樽浪漫館
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