「小樽明るい革新市政をつくる会」(佐藤勤代表)は、3月29日(火)10:30から小樽市役所で記者会見を開き、4月24日(日)投開票の小樽市長選挙について、独自候補を擁立せず、前回支持した森井秀明氏を今回は支持せず、自主投票で臨むことを明らかにした。
明るい会(略称)は、小樽地区労働組合総連合(樽労連)、新日本婦人の会小樽支部、小樽民主商工会、全国生活と健康を守る会後志小樽本部(全生連後志本部)、日本共産党小樽地区委員会の5団体で構成され、約3,000人の会員から成っている共産党支援の団体。
同会では、これまで独自候補擁立のために、候補者に打診していたが健康上の問題などもあり、これ以上、候補者を探すことが困難なことや東日本大震災などを考慮して、今回は、候補者を立てず、自主投票にすることを3月26日(土)の幹事会で決定したとしている。4年前の市長選では、同会は、新病院を現在地に建てるとした1点で、森井氏を支持することを決め、車を提供するなど、森井票の掘り起こしに力を入れた。しかし、今回の森井氏の見直しとする病院政策に後退が見えるとして、支援しないことを明らかにした。佐藤代表は「前回の森井票の半分位は、集めたと思うので、今回支持しないことで、森井氏は苦しくなるのではないか」と述べた。
市長選には、中松義治、佐藤静雄、森井秀明の3氏が名乗りを上げているが、今回の共産党の候補見送り・自主投票で、各陣営の票の読みは、一層難しくなったとみられ、1ヵ月を切った最終ランドでの波乱要因となった。