雪あかりの路が終わり、次のイベントとして、「おたる雛めぐり」が行われています。
沢山のお雛様に会いに行ってきました。
画像・・・小樽運河工藝館
小樽運河工藝館です。
映画「Love Letter」で使われた雛人形だそうです。
画像・・・運河プラザ
運河プラザです。
個人の方から寄贈していただいたものです。
家で眠っているより、たくさんの人に見てもらった方が良いと思います。
大切な思い出が詰まっています。
画像・・・運河館
小樽市総合博物館運河館です。
ここには、大変興味深い雛人形があります。
最初にみたものは、江戸時代のもので200年前です。
歴史を感じます。
画像・・・御殿飾り1
普段、よく見かけるのが段飾りで、ここでは、「御殿飾り」を見ることができます。
御殿飾りとは、京都の紫宸殿(お公家のお屋敷)を想定して作られた御殿の中に飾れたものです。
明治末期のものでした。
画像・・・豆雛
豆雛・出征雛があり、小さくてもちゃんと雛人形です。
画像・・・貝殻
貝殻に描かれたものもありました。
そこで、私は、 お内裏様とお雛様の位置が気になりました。
学芸員さんにお話を聞く事ができました。
日本では、古くから左を上位とする考えがあり、上座も左の方を指します。
その考え方で左にお内裏様、右にお雛様を並べていました。(人形からみての位置です。)
その後、文明が開化し天皇が右、皇后が左になったことで位置も反対になりました。
関西では、伝統を重んじているため昔の位置のものもあり、関東では、結婚式の新郎新婦のように
雛人形も同じ位置になり、現在に至っているそうです。
画像・・・田中酒造
田中酒造本店です。
中に入ると、ひな祭りムードいっぱいです。
たくさんの雛人形をみることができます。
御殿飾り(大正時代)が正面に飾れて豪華さを感じます。
仕丁(しちょう)という三人の男の人が並んでいますが、ここでは、持っている道具が一般的なものと
違うそうです。これもお見逃しなく!
量徳女子尋常高等小学校より寄贈されたものです。
画像・・・文学館
市立小樽文学館です。
江戸時代の古今雛を見ることができます。
ここも古いのものですので、人形の位置が現在と逆になっています。
小樽の歴史を知っている雛人形に会うことができます。
ここに紹介できていない雛人形も沢山あります。(おたる雛めぐりのパンフレットを見てください。)
いつもと違ったひな祭りの楽しみ方が出来るのではないかと思います。
ぜひ、足を運んでみてください。