TVチャンピオン「握なか一」 事業停止


nakaiti.jpg 色内大通りと寿司屋通りの角にある「握なか一」が、1億数千万円の負債を抱えて事業を停止したことが分かった。
 「握なか一」は、店主の中峰信二氏が、TVチャンピオン寿司早握り選手権で第1回・第2回連続優勝したことで知名度が高まった。2000年7月に現在の店舗をオープンし、2005年4月には「小樽出抜小路」に出店。このピーク時の7・8月の観光繁忙期の月収は4,000万円だったが、観光客の減少などの影響で近年の月収は1,600万円までに落ちた。
 売上げの減少で借入れが多くなり、負債は1億円を超えるまでになった。20日(日)、従業員にも店をたたむことが広がり店舗運営が出来なくなり、事業継続を断念した。
 関係者は、「店の人たちは何とかなか一ののれんを残すよう検討したが、だめだった。当初は順調で、先月もお金がちゃんと入っているので、取引業者も驚いている」と話している。