《次期市長選》 佐藤静雄氏が出馬に前向き 「十分に考えながら判断」


satousizuo.jpg 次期北海道議会議員選挙(定数3・4月1日告示・10日投開票)に無所属で出馬を表明している佐藤聖一郎氏(35)の事務所開きが、2月13日(日)10:30から稲穂2の小樽ナカヨシビルで開かれた。この中で、選対幹部や佐藤静雄後援会関係者らから、元衆議院議員で2007(平成19)年の小樽市長選に出馬した佐藤静雄氏(69)に、4月の次期市長選への出馬を求める声が上がった。
 佐藤聖一郎氏の事務所開きには、後援会や支援者をはじめ、父静雄氏の後援会関係者など267人が集まった。神事や挨拶などを終えて4月の選挙戦へ結束を固めた後、選対幹部や父の後援会関係者らは、「佐藤静雄さんにもう一度市長選に出て頂くことでご賛同頂けますか」。「小樽市はこのままで良いのか。佐藤本人の気持ちを聞かせて頂きたい」。「市長選には2人の名前が出ているが、本当に任せられるのか。佐藤静雄さんに市長に立候補して欲しい。厳しい小樽を任せられるのは佐藤静雄さんしかいない」などと、父・静雄氏に市長選への出馬を求めた。
 この声に対し、参会者からは賛否両論の声が挙がったが、佐藤静雄氏は、「色々話が出たが、今日は、佐藤聖一郎の事務所開き。その一点でお願いしたい。昨年、子供があちこちで運動を始めました。自分一人でやるから父親は動くのは止めてくれと言われてましたが、今年になってから街を歩いてきました。皆さんから今のような内容を次々聞かされるが、私は、4年前に市長選挙に出て、残念ながら敗れたわけです。しかし、その後の小樽の状況は十分に承知しております。多くの皆さんの考えはどうなのか、市民は小樽市をどうしようとするのか、どういう判断をするのか、十分聞いております。皆さんの悩みとまた私に対する期待は十分に分かりますが、今日は聖一郎の事務所開きですので、私は十分に考えながら判断をさせて頂くとだけと申し上げる」と、出馬に含みを持たせる発言があった。
 4月の市長選では、現職の山田勝麿市長の後継候補で、小樽商工会議所・自民党・公明党・民主党・連合小樽の5団体の推薦を受ける中松義治・元商工会議所専務理事(64)と、前回の2007(平成19)年の市長選に挑戦した無所属の森井秀明・元市議会議員(38)が出馬を表明している。佐藤氏が出馬することになれば、前回選挙と同じ三つ巴の戦いとなる。
 ◎前回市長選挙の結果
  山田勝麿 30,297票
  佐藤静雄 25.511票
  森井秀明 23,019票
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