森井元市議 市長選へ立起表明


morii-hyoumei.jpg 次期市長選(4月17日告示・24日投開票)に出馬意思を固めていた森井秀明元市議(38)が、2月7日(月)14:00から記者会見を開き、正式に立起表明を行った。
 森井氏は、「このたび、小樽市長選に挑む、そのように決意表明をしたいと思います。ここ数ヶ月間、多くの小樽市民の方々にお話しを聞いてまいりました。今年の春の統一地方選について、市民の方がどのように考えているのか伺いたく話しを聞いてきた。そのお返事は大変ショックな悲しいお返事ばかりでした。どうせ何も変わらないよ。もうしょうがないんじゃない。政治に期待はしていない。そのような話しばかり聞いてきました。私自身市議を1期やらせてもらいましたが、小樽の政治が全く期待されていないことに対し、一政治家としてショックでありました。
 市民にこのように思わせているのは何か、この現状は何なのか考えたとき、相乗り、このしがらみの現状が、実は小樽の皆さんにやる気をなくさせている。小樽の街を蝕んでいる。多くの皆さんの話しを聞いて実感しました。今回の小樽の市長選、過去の相乗りの選挙が検証されるべき選挙でなければならないと思い、そのしがらみにとらわれていない自分自信が市長選に挑むと決意しました。
 今までの直近の24年間を振り返った時に、多くの市民の皆様は色々な場面で小樽の街に対して、何とかしよう、またはこうしよう、色々な提案、発案があったと思います。しかしながら、これまでの政治の事由の中では受入れられず、逆にそのような提案は弾かれてきた結果、やる気を失い、それが街としての活気のなさにつながっていると実感しました。
 これから何をすべきか、もし市長になった時に何が出来るのか考えた結果、必ずや市民本意の政治を取り戻したいと思った。当時、共存共栄と取り組まれていた築港地域と中心市街地は共倒れになっているが、私は、中心市街地を活性化しなければならない、人を呼び込まないといけない。ここをまず第一に考えていかなければならないと思っている。
 4年前の選挙でも大きな争点となったが、小樽市立病院の統合新築は、現計画のままでは、結果的に、民間病院、公的病院と共倒れする可能性が高いと思っている。その内容に関して改めて市民、専門家、関係医療機関の皆様と、ご相談させて頂き見直さなければならないと思っている。
 小樽市として財政的に厳しいということから、内部における改善が図られたと思うが、その分、外への営業力、発信力が弱かったのではないか。そのことに関し、年齢的なこともあるが、行動力、展開力を自分なりに持っていると思っているので、これからは外へどんどん展開していく。観光客の皆様にももちろんですが、具体的に、各種団体、組織などへのアプローチをしていき、多くの方々に小樽に訪れてもらう環境づくりをしたい。具体的な政策は追々、マニフェストの配布も行います」と述べた。
 質疑応答では、市立病院問題に対し、「4年前、築港地区で建てると決定した時に、市議の中で、本当に良いのかと思った議員は自分だけではなかったが、結果的に相乗りの現状が、賛成することになった。選挙の前に基本設計を発注したが、選挙後にキャンセルした。これは当たり前のことと想定されていた。具体的なことはこれからだが、仕切りなおさないといけない。市民や関係者に話しを伺い、どんな病院が必要なのか見直す必要がある。起債許可が下りるのか、可能性について検証する」
 民主・自民・公明・連合・商工会議所の相乗りについて、「相手候補は山田市長の実質的な後継で、このまま継続されて良いのか、小樽を衰退させた要因は、古い体質の馴れ合い。この状況を変えなければならない」と訴えた。
 森井氏は、1972(昭和47)年9月生まれ。北海道教育大学札幌校保健体育科卒業。2003(平成15)年に小樽市議会議員に初当選。2007(平成19)年の小樽市長選では、新病院問題では現在地周辺での再検討、行財政改革を訴えたが現職の壁に阻まれた。
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