小樽市役所が冬のボーナス 総額11億5,900万円


 小樽市役所(山田勝麿市長)は、12月15日(水)、全職員1,662名(市長・副市長含む)に対し、総額11億5,900万円の冬のボーナス(期末・勤勉手当)を支給した。
 独自削減分を全回復した今回のボーナスは、給料月額等を基礎にした基準額の期末手当1.35ヶ月、勤勉手当0.65ヶ月の2ヶ月分を支給した。市長を含む特別職と市議会は、期末手当1.85ヶ月分。関連記事
 これにより、市長127万2,985円(昨年度同額)、副市長120万1,464円(同)、一般職1,660名平均69万6,533円(昨年度61万 6,972円)となった。市議会は、昨年度と同額の議長93万8,505円、副議長84万7,115円、議員77万5,057円の支給となった。いずれも控除前の支給額。
 小樽市は、2009(平成21)年度決算で市債(借金)1,094億円を抱え、一般家庭で言う普通預金にあたる財政調整基金・減債基金をすっかり使いゼロの状態。さらに、特定目的基金から15億円、水道・下水道・産業廃棄物の企業会計から24億500万円の借入があり、財政はまさに火の車状態だ。