小樽の消防犬「ぶん公」が赤と白のサンタの格好をして、観光案内所(運河プラザ・色内2)に訪れる観光客をお出迎えしている。
「ぶん公」は、昭和初期に当時の小樽の消防本部に飼われていた雑種のオス犬。火災出動のベルとともに消防車に一番に飛び乗って、颯爽として現場に赴き、ホースを咥えて走り、吠えて野次馬を整理するなど大活躍。出動回数1,000回を誇り、全国で唯一の消防犬として知られている。
2006(平成18)年7月、「消防犬ぶん公記念碑建設期成会」(木下英俊会長)が寄付金などを募り、運河プラザ前庭に「ぶん公」の実物大のブロンズ像を建立した。
運河プラザ内の観光案内所スタッフが、11月11日から開催する小樽ロングクリスマスに併せ、赤と白のサンタの帽子と服を着せたところ、観光に訪れたブロガーにネットで紹介されるなど話題を呼んでいる。
クリスマスまで約2週間、「ぶん公」は、雪積もる小樽の街で、サンタの格好をして静かに観光客の訪れを待っている。