民主党北海道(荒井聡代表)が、来年4月の北海道知事選候補に、元小樽市職員の木村俊昭・農林水産省大臣官房政策課企画官(50)に出馬要請する方針を決めたことが、12月3日(金)に分かった。
木村さんは、オホーツク管内遠軽町出身。遠軽高、法政大学を卒業後、1984(昭和59)年に小樽市役所入庁。財政部、議会事務局、企画部、総務部、経済部産業振興課長、企画政策室主幹を経て、2006(平成18)年度4月1日付で、国家公務員として東京に赴任。内閣官房・内閣府企画官に就き、地域再生策の策定、地域再生制度事後評価、地域と大学連携、地域再生の調査研究等を担当した。
今年度4月、小樽市役所に戻り、産業港湾部副参事(次長職)に新規採用され、グランドホテルや丸井今井小樽店跡、ウイングベイ小樽の空き店舗など、小樽の商業振興を担当していた。しかし、5月末で小樽市を退職し、6月1日から農林水産省勤務となった。地域と大学(農林水産)との連携による講座開設、農商工連携事業の継続・進化の協力、農水省関連団体等の研修講師、政策外交員として農林水産業による地域活性化の講演講師(政策PR)に取り組んでいる。 関連記事
民主党北海道は、木村氏の行政経験などから知事選候補とする方針を固め、週明けにも正式要請する方向で調整に入った。
道知事選では、現職の高橋はるみ知事と昨年道議を辞職した鰹谷忠・前道議会副議長(民主党・道民連合所属)が出馬の意向を示している。