小樽市高齢者懇談会「杜のつどい」(川脇光男会長・会員620人)の活動が、内閣府から「元気な高齢者の活躍、知恵と経験の地域資源化に向けた街づくり」と社会参加活動事例として広く紹介されている。
内閣府は、「年齢にとらわれず自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活を送る高齢者や社会参加活動を積極的に行っている高齢者の団体などを毎年広く紹介している」。
今年度は、全国からエイジレス・ライフ実践者を60人、社会参加活動事例団体43団体を選考。道内では、小樽市の「杜のつどい」のみが事例団体として選ばれた。
同会は、100人の市民が力を合わせ、2005(平成17)年度に創設。産業会館1階にオープンした「杜のひろば」で、ふれあいサロン(講演とお茶懇)や脳力アップ講座、ペンシルバルーン制作講座、 パソコン学習会などを開催。初年度は34講座だったが、4年後には71講座に増加し、会員数も620人となった。会費は2,000円(初年度は無料)。講師はボランティアで、講座受講料は200円から500円。
内閣府からは、この取組みのほか、「小樽市民後見人の会を作り、成年後見制度に関する相談を行い、小樽市に成年後見センター開設の提言書を提出しこれが今年4月開設の原動力となった」と評価された。関連記事
川脇会長は、「これを励みに、助けあい、高齢者の安心安全を守る運動に力を入れ、独居高齢者の孤独死がないよう支えるためのネットワーク作りを行う」としている。
◎平成22年度エイジレス・ライフ実践者及び社会参加活動事例の選考結果について
◎杜のつどい