小樽市は、11月29日(月)、平成22年度【上期】小樽市観光入込客数の概要を発表した。
今年度上期(4月~9月)の入込客数は、385万3,800人で、昨年度の376万6,200人と比べ8万7,600人増加したが、3年連続で400万人割れとなった。
市観光振興室は、「秋の大型連休が曜日配列や天候に恵まれなかったこと、依然とした日本経済の低迷による消費の冷え込み、上海万博の開催による旅行マインドの変化などから、道外客数や宿泊客数は、昨年を下回ったものの、夏期の猛暑による海水浴客の増加などの好転要素もあり、観光入込客数や道内客数、日帰り客数などは、前年同期を上回る結果となった」が、「平成20年度から400万人を割り込んでいるのは変わらない」としている。
道外客数は、115万5,300人で、昨年度の117万700人と比べ1万5,400人の減。宿泊客数は、34万800人で、昨年度の34万9,600人と比べ8,800人の減となった。
外国人宿泊客数は、2万4,851人で、昨年度の1万7,684人と比べ7,167人増加。外国人宿泊客延数は、2万7,511人で、昨年度の2万1,592人と比べ5,919人増加し、いずれも過去最高を記録した。
「外国人宿泊客数や外国人宿泊客延数は、海外における経済状況の好転や新型インフルエンザの終息など昨年の減少要因が解消されたことから、回復基調が色濃く反映された結果となった」とまとめた。
佐藤誠一室長は、「下期は、現在開催中のロングクリスマスや来年の雪あかりの路があるので、昨年度全体の入込客数は700万人台を割り込んでいるので、なんとか回復させたい」としている。
◎平成22年度【上期】小樽市観光入込客数