小樽市保健所は、11月19日(金)、市内で水痘(みずぼうそう)が流行し、警報レベルに達していると発表した。
同所によると、10月中旬から水痘の患者が増加しはじめ、流行警報基準(定点報告数28)を超え、19日(金)の発表時には報告数が70となった。患者の年齢層は6歳以下の小児が中心という。
冬から春に流行する水痘は、小児に多い感染症のひとつ。感染力が非常に強く、5歳までに約80%の子供がかかるといわれている。まれに肺炎や気管支炎などの合併症を引き起こす恐れもある。
同所では、「外出後や食事前などの手洗いやうがいが大切です。また、発疹などの症状が出た場合は、医療機関を受診するなどし周囲に感染を広げないよう注意が必要です。水痘ワクチンは任意接種で、生後12ヶ月以上が対象となります。まずはかかりつけの医療機関にご相談ください」と呼びかけている。