市立最上小学校の最上エコたんけん隊(鈴木朋子代表)は、16日(火)15:30〜16:30、今年最後のエコ活動として、同校前の歩道から、ポイ捨てされこびりついているガム取り作業を実施した。
エコたんけん隊は、PTA活動の一環として、1999(平成11)年からエコ活動をスタート。今年は、最上小の児童(39名・1年〜6年)とその父母のサポーターが、市のボランティア清掃「街をきれいにし隊」や天狗山のクリーンハイキングに参加し、環境活動に取り組んできた。また、イオンチアーズクラブ小樽の活動にも参加し、動物をテーマに、人間と盲導犬との関わりについてを勉強した。
今年の締めくくりとなった今回の活動は、「ガム取り環境美化体験」(財団法人日本環境協会こどもエコクラブ全国事務局)で、21人の隊員は低学年と高学年2人1組となり、サポーターの父母6人と共に、天狗山方面と市街地方面と2班に分かれ、専用キットで、歩道や公園などにへばりついているガム取りに挑戦。
この日は雪がちらつく肌寒い天候となったが、子供たちは一生懸命に、ヘラで頑固にこびりついているガムを取り、その後、専用クリーナーをかけて金ブラシでゴシゴシこすり、濡れたタオルで丁寧に拭き取っていった。鼻の頭を真っ赤にしながらも、自分たちの地域の環境美化のため熱心に取り組んでいた。
6年生の斎藤夏輝くん(12)は、「2年生からずっとエコ探検隊の活動を続けている。この活動でシャワーの時は節水に気をつけるようになった。こ れまで歩道にガムがついていてもなんとも思っていなかったが、今回の作業を通じて気をつけるようにしたいと思った」と、次々にへばりついたガムを取っていた。
約1時間の作業で、多いペアで16ヶ所、少ないペアで5ヵ所のガムを取り除き、収穫した量は約50gになった。公園やバス停付近には、多くガムがへばりついていたという。
鈴木代表は、「雪降る寒い中の活動となってしまいましたが、鼻の頭を真っ赤にしながらも真剣に頑張っている子供たちを見て企画して良かったなと思いました。参加してくれた保護者サポーターも、子供たちを見ながら自主的に周辺のゴミ拾い、子供たちが通う学校周辺を自分たちの手でキレイにする事から、少しずつ環境について、興味を持っていってくれれば嬉しい」と話していた。
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