おたる水族館(祝津3)は、14日(日)から、珍しいハイブリット(混雑種)の「イシガキイシダイ(通称)」1尾を、道内で初めて展示している。
同館が展示を始めた「通称イシガキイシダイ」は、「イシガキダイ」と「イシダイ」の混合種。
「イシガキダイ」と「イシダイ」は、ともにスズキ目イシダイ科イシダイ属。水温が下がると死滅する季節来遊魚で、北海道の海では、死滅回遊魚としてしか見ることが出来ない。全長50cm程度の大型肉食魚の食用で、釣り人から人気が高いという。「イシガキダイ」は石垣状模様。「イシダイ」は縞模様。同属の 近縁種で繁殖は可能で、偶発的に天然の交雑の誕生が確認されている。
このほど、同館は、親交のある寿都町の漁師から提供を受け、14日(日)から、本館2階「北海道の海」コーナーでの展示を始めた。「この度、非常に珍しい魚を入手いたしました。魚種は北海道の海で死滅回遊魚としてしか見ることの出来ない、『イシダイ』・『イシガキダイ』のハイブリット(混雑種)です。当館での展示ははじめてで、道内においても初の展示となります」(同館)。23日(火)まで展示予定。(写真提供:おたる水族館)