昨年1月からのロシア政府による中古車輸入の関税引き上げで、小樽港から輸出される中古車台数は激減していたが、今年は好調で、8月現在で昨年1年間の輸出台数を超えた。
函館税関小樽税関支署によると、中古車のロシアへの輸出台数は、2006(平成18)年は21,000台、2007(平成19)年24,000台、 2008(平成20)年33,849台と右肩上がりで推移していた。
ロシア政府が、昨年1月に中古車輸入の関税を引き上げたことで、小樽港からの輸出は激減。2009(平成21)年は4,012台となり、前年より29,837台も少なくなった。
しかし、今年は、8月現在で4,030台を数え、昨年1年間の4,012台を超えた。小樽港では、中古車の荷揚げ作業の様子も昨年よりも見られるようになった。
同支署は、「ロシア側の事情は変わっていないと聞いている。購買意欲が変わったのか、要因はなんとも言えない」と話す。
昨年よりも好調といえど、一昨年までの台数と一桁違い、「今年は好調で悪かった昨年よりはいいが、一昨年までの数字には、とても追いつかない」としている。
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