道議会の広田発言 市議会も釈明求める


 北海道議会第3回定例会予算特別委員会第1分科会(10月4日)での広田まゆみ議員(民主党・道民連合)の発言で、小樽市議会(見楚谷登志議長)は、12日(火)、不適切な発言の真意について釈明を求める文書を送付することを決めた。
 広田道議の発言で、市議会が不適切な発言としているのは、小樽市の新病院問題で、「一般会計からの繰り出しが必要だと考えますが債務解消のための新たな税負担や経費の削減などについて市議会の議論には見えないし、市民が理解しているとは思えない」と指摘した点。
 これに対し、市議会では、12日(火)、会派代表者会議を開き、「これまで市立病院の統合新築に関する課題などについて、本会議、予算特別委員会、市立病院調査特別委員会において、地域医療を守る観点はもちろんのこと、財政問題の観点からも積極的かつ精力的に調査・審査を行ってきており、今回の質問につきましては、事実に基づいているとは言い難く、大変に遺憾と言わざるを得ません、市議会の現状を取り上げた上で質問された、その真意について釈明頂きたい」との文書を、北海道議会民主党・道民連合議員会の三津丈夫会長と広田まゆみ議員宛てに文書を送付することにした。
 小樽市では、7日(木)付で釈明を求める文書を三津会長と広田道議に送っていたが、12日(火)には、不適切発言に対し陳謝する旨の回答が2者から市に寄せられた。また、14日(木)には、市議会に対しても同様の陳謝する回答が送られてきた。
 関連記事