小樽商業高校(緑3・(中山由之校長)の生徒たちは、シャコが地元の小学生からも愛される小樽の海産物になるようPR活動に取り組んでいる。
同校は、地域に貢献できる社会人の育成を目標とし、実践教育に務めている。
商業研究部では、イベントの研究を行っており、昨年、校内で「シャコに関するアンケート調査」を実施。この結果、「シャコの知名度は高いが見た目のイメージが悪く、家庭で食することもほとんどないため、小樽を代表する海産物とはいいにくい」となった。
このため、「小学生を対象にシャコのイメージアップを図り、将来にわたり小樽市民から愛される小樽の海産物となるように」と、楽しみながら学ぶイベント「しゃこ次郎からの挑戦~君はシャコをしっているか」を企画。
11月20日(土)・21日(日)に開催される「第3回おたる産しゃこ祭」の会場で、シャコに関して学ぶことが出来るパネル展示を行い、クイズを行う。参加賞として、生徒が作成したしゃこ次郎カンバッジ(5.4cm)をプレゼントする。現在のところクイズは10問程度を予定している。
生徒たちは、このイベント周知のため、10月28日(木)・29日(金)の2日間、市内の27小学校を回り、オリジナルのイベント用ポスターを配布している。ポスターは、同校アニメ部が制作したしゃこ次郎に学生服を着せたキャラクターでイベントを告知するもの。28日(木)は15校を巡り、「子供たちの目に触れるようなところに張ってください」とポスターを配った。
担当の大嶋武史教諭は、「シャコを好きになってもらうことでイベントに貢献したい。当初はゆるキャラを作ろうという提案も出たが、シャコがマイナー過ぎるので、まずはクイズをして参加賞としてカンバッジを手渡し、少しずつキャラクターをメジャーにしていきたい」と話している。
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