第4回「伝統文化こどもフェスティバル」が、11月7日(日)13:00~16:00、小樽市民センター・マリンホール(色内2)で開催される。
伝統文化こども事業は、6年前からスタートした文化庁の委嘱事業。華道や茶道、日本舞踊など日本古来の伝統芸能を子供たちに伝えている。行政刷新会議が行う事業仕分けで一時は廃止となったが、継続を求める多くの要望を受け、3年間の期限付きで復活した。
市内では、昨年、229万円の助成金を受けて6団体が事業を実施。今年は、98万円に助成金が削られたが、5団体が継続して事業を行っている。
いけばな小原流小樽支部では、5歳から12歳までの17人の子供が参加し、花のある暮らしで豊かな感受性を育てている。小樽三曲協会では、初参加の子供から4年目の子供まで総勢29人が、箏や尺八に触れ、「音色の素晴らしさ」を体験中。
茶道裏千家淡交会小樽支部では、22人の子供たちが、基本稽古を通じて、礼儀・作法・点前を身につけながら、伝統文化の茶の湯に触れ、もてなしの心を学んでいる。日本詩吟学院岳風会小樽支部では、幼児から小中高の子供40人が、優れた詩を大きな声で吟じ、踊り、礼節と情操を養っている。
日本舞踊藤間流扇玉会では、幼児から高校生までの子供12人が参加し、座ってのおじぎ、挨拶、浴衣の着付けなどを順に学び、日本舞踊の手ほどきの曲やおたる潮音頭、潮踊り唄などを学び、「日本人としてのこころ」を身につけている。
同フェスティバルでは、5団体で日本伝統文化と和の心を学んだ子供たち120人がステージに立ち、その腕前を披露する。同実行委員会は、「10 回のお稽古でしっかり座ってきちんと演奏することが出来るようになって、毎年、子供たちがステージに立った時は、お母さんも私たちも感動している」(明正雅紫盈代表)と話している。
第4回「伝統文化こどもフェスティバル」は、11月7日(日)13:00~16:00。入場無料。ロビーでは、いけばなの展示や茶屋が開かれる。茶券300円。
◎第4回 伝統文化子どもフェスティバル開催!! 2010.11.7(日)13:00~入場無料!!