10月22日(金)、カボチャやコウモリに仮装した済生会小樽病院(梅ケ枝町8)の保育所の子供たちが列をつくって院内をパレード。入院患者や院内で働くお父さん・お母さんを訪ね歩き、愛らしい姿で病院を賑やかに演出した。
同院が昨年から始めた「なでしこキッズデー 子供参観日」の第2弾。10月31日のハロウィンにちなみ企画。子育て支援と子供教育、患者への満足度向上を目的としている。
1歳から4歳までの子供12人は、カボチャやコウモリなどに仮装し、リハビリテーション病棟に登場。「おばけなんてないさ」、「どんぐりころころ」の2 曲と「肉まんあんまん」の手遊びを披露。約30人の患者たちは、この子供の愛らしい姿に「かわいいね」などと声をかけながら手拍子。お遊戯のお礼にとお菓子を手渡していた。
このあと、子供たちは、院内をめぐり、入院患者や職場で働くお父さん・お母さんを訪ねた。作業をしていた職員たちも手を休め、子供たちに声をかけたり記念撮影に興じていた。
同院では、「共働きしている世帯が増える中で、親が安心して仕事に取り組める環境が必要となってきております。当院でも『結婚・妊娠・出身』等で現場を離れ、復職されているスタッフが増えてきております。ライフワークバランスの一つとして、親と子の職場での触れ合い、子供の成長を見守る機会を作りたいと企画しました。あわせて子供たちにとっては、小さい頃から障害者や高齢者とのふれあいを持つことによって優しい心を身につけ、両親の仕事について知ってもらいたい。患者さんには、季節感を味わってもらい、入院中の閉塞感を解消させたい」としている。
◎済生会小樽病院HP