秋の小樽運河 紅色のツタ似合う倉庫

 今夏の猛暑の影響から、市内の紅葉が例年と比べ2週間以上も遅れているが、10月下旬に入り、天狗山や街を囲む山々がようやく秋色に染まり始めている。
 小樽一の観光名所・小樽運河では、倉庫の壁を這うツタが紅色を増している。運河の水面には、青色、黄色、紅色と移ろう紅葉が映え、秋色の運河を散策する観光客の目を楽しませている。
 昼は、秋の太陽の日差しが鮮やかにツタを彩り、夜は、運河沿いの倉庫群を照らすライトアップが、ツタを夕闇の中にくっきりと浮かび上がらせ、昼夜で2つの秋の景色を眺めることが出来る。
 市街地のナナカマドの実は赤くなったが葉はまだ青い状態で、今年の秋は例年よりもゆっくり進んでいる。それでも気温は下がり、雪虫も舞うようになっており、冬の足音は確実に近づいている。
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