2008(平成20)年度から3ヵ年で「東アジア等・マーケット開拓事業」を実施している小樽市は、最終年となった2010(平成22)年度、商品輸出の手続きに要する費用を補助することにした。
地場産品の新たな市場開拓と小樽港の利用拡大を目指す「東アジア等・マーケット開拓事業」は、2008(平成20)年度に461万円、2009(平成21)年度に282万円を使い、ロシアや中国などの市場調査、販路開拓事業を行ってきた。
3ヵ年計画の最終年となった今年度は、小樽港から新たに中国に輸出する中小企業に対し、商品輸出の手続きに要する費用を補助する「小樽市海外(中国)販路拡大補助金」(総額228万円)を出すことにした。
来年1月に上海で実施予定の小樽物産フェアに参加する企業の負担を減らし、商品輸出の背中を押すことを目的としている。補助は、1商品につき、商品登録 (最大7万円)・通関費用(6万円)・衛生証明(4万円)の計17万円の3分の2の11万8,000円。運賃(20ftコンテナ換算)約20万円、会場費・棚料・商品コスト・人件費などは参加企業負担となる。
補助金交付には、市内に本社・支社・営業所・事務所・工場を有し、市税を滞納していないことが条件。一度も輸出したことのない商品が対象となっている。申込は、来年2月28日(月)まで。予定件数(20件)を超えた場合は、申請受付を締め切ることもある。 詳しくはこちら