10月3日(日)の小樽沖での日露合同訓練のため、1日(金)から小樽港に入港していたロシア国境警備局(ブルラカ・アンドレイ・イワーノヴィチ 局長)の警備艇2隻が、5日間の日程を終了し、5日(火)に離樽した。
小樽沖での第一管区海上保安部との合同訓練は、海上保安庁と当時のロシア国境警備庁が、薬物・銃器不法取引、密航などの防止などを目的に提携した 相互協力覚書に基づき、10年前から行われている。小樽では、3年ぶり3回目。
入港したのは、警備艇「ブグ」(1.210トン)と「ユジノサハリンスク」(337トン)の2隻。入港時には、同部による歓迎式が行われた。3日 (日)に実施予定だった訓練は、荒天のため中止となり、船内の一般公開が行われた。
同部は、離樽前日の4日(月)、武道好きのブルラカ局長を、小樽の空手道場「勧仁塾」に案内した。
模範演技などを見学した局長は、「サハリンにも空手道場 はあるが、春風館道場のレベルは、はるかに高い。北海道チャンピオンのレベルはもとより、児童にあってもレベルが高く驚かされた。また、心身を鍛えるだ けでなく 礼節を重んじる日本の武道の精神に深く敬意を表します」と述べた。
ロシア国境警備局の警備艇は、5日(火)に離樽した。(写真提供:第一管区海上保安本部)