市内で採集したキノコの展示を行う「キノコと秋の自然展」が、10月3日(日)09:30~16:00、小樽市総合博物館で開かれた。
同展は、自然豊かな小樽の秋の恒例行事。小樽キノコの会などの市民たちが、この秋、なえぼ公園や自然の村などで採ったキノコを見せ合う場となっている。
今年は、ムラサキホウキタケやハタケシメジなど100種類が展示された。ムラサキホウキタケは、シロソウメンタケ科の食適キノコ。「あまり生えているキノコではないので、見つけたときは『わあ生えてる』と驚く人が多い」。ハタケシメジは毎年展示されるが、「今年は異常に多い。温暖化など様々な条件が重なって沢山生えているのかもしれない」(小樽キノコの会・瀬上政雄会長)としている。
会場では、キノコ博士として有名な五十嵐恒夫さん(北海道大学名誉教授)によるキノコ鑑定コーナーもあり、小樽近郊の山々で採集したキノコを持参 した市民たちは、博士から解説を受け、秋のキノコ談義に興じていた。