小樽・後志で活躍する料理人の技と味が一堂に会する「第16回後志フードフェスティバル」が、9月27日(月)18:30~20:15、グラ ンド パーク小樽(築港)で開催された。
同フェスは、日本司厨士協会小樽支部と北海道中小企業同友会しりべし小樽支部との共催。
今年は、後志地区にある15店舗が参加し、約40品の料理を出品。「真狩ハーブ豚ロースト 特製甘露ソース」や「ニセコ産野菜とハーブポークのリエット」、「余市馬場さんのトマトとフレッシュモッツアレラのカプリ風サラダ ハモンセラーノ添え」などが並んだ。
オープニングでは、日本司厨士協会小樽支部の三輪信平支部長が、「豊富な後志の食材を料理人が提供する。これだけの料理人が集まることはこの機会しかなく、これが刺激になってレベルアップにつながる。若い料理人を育てる。これらのことが目的で続けている。今日、短い時間ですが料理をじっくり堪能して下さい」と挨拶した。
参加者たちは、「カンパーイ」の合図で、一斉に目当ての後志フードの前に列をつくり、次々に料理を皿へ運んだ。中には、シェフからその料理についての解説に耳を傾ける参加者も見られた。
目玉の”マグロの解体実演”では、寿司職人が、30kg・12万円のマグロを参加者の目の前で解体。ノコギリ包丁で頭を落とし、手際良く身を下ろし、列を作る参加者の前に刺身を並べた。職人が並べても並べても、参加者たちが入れ替わり立ち代りで箸をのばし、刺身はあっという間になくなった。
稲穂町の坂本幸子さん(58)は、「ノイシュロスの赤井川ポークバラ肉のラグーカルタファタ包みが美味しかった。かなり満腹。デザートのアイスクリームも美味しかった」。
若松町の小野ゆう子さん(64)は、「お料理は美味しかったけれど、立食パーティとはいっても、荷物置いたりちょっと腰掛けたりするイスやテーブルが欲しかったわ。来年また参加したいのでちょっと改善してくれたら嬉しい」と話していた。
1時間45分の立食パーティーのシメは、協賛各社の商品が当たる抽選会。参加者たちは、次々に呼ばれる番号と、手元のチケットの番号を確認するなど、一喜一憂していた。
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