レトロなSLニセコ号 小樽・後志駆ける 



 「SLも染まる、秋の旅ニセコ」。秋の小樽・後志沿線を駆けるSLニセコ号が、9月18日(土)から運行を始めた。
 SLニセコ号は、9月18日(土)から11月3日(水・祝)までの土・日・祝日だけの18日間の季節限定・蒸気機関車「C11型」。紅葉シーズンの後志沿線を黒煙を吹き上げて走る。車内は、ランプの灯りに包まれ、ニス塗りの重厚な壁や木枠のイスなど昭和初期のレトロなデザインが施され、好評だ。
slniseko.jpg 18日(土)09:16、札幌を出発したSLニセコ号が満員の客を乗せ、小樽駅に到着。鉄道マニアや家族連れが待ち構える裕次郎ホーム(4番ホーム)に停車。ホームでは、09:40から出発式が行われ、安藤昭彦小樽駅長が、「小樽、余市、仁木、共和町など後志を満喫してもらいたい」と挨拶した。
 10:01、潮太鼓保存会の打演が行われる中、SLニセコ号は甲高い汽笛の音を小樽駅に響かせた。車掌の笛の合図で、黒煙を吹き上げて車輪を動かした。シャッターチャンスを狙った多くの”鉄ちゃん(鉄道マニア)”たちを横目に、後志沿線を目指して駆け抜けていった。
 SLニセコ号の運行は、9月18日(土)から11月3日(水・祝)までの土・日・祝日だけの18日間。札幌~倶知安(全車指定席):片道 2,590円、札幌~ニセコ・昆布(全車自由席):片道2,900円。
 SLニセコ号