小樽築港ベイエリア活用促進実行委員会(鎌田力実行委員長)は、9月5日(日)09:30~15:00、小樽築港臨海公園前・大型浮き桟橋で、障害者を対象とした「舟艇体験教室」を開いた。
「日々の闘病の糧にしてもらえたら」と障害者を対象に、ヨット、カヌーやカナディアンカヌー、ボートなど12種類の舟艇を用意。
車イスに乗った市民が、三々五々と同所を訪れ、同実行委スタッフの肩を借りてヨットやボートに乗船。桟橋に上陸出来るタイヤ付の浮沈双胴船では、小樽海洋少年団の子供たちが船頭になり、オールで漕いで、ベイエリアをぐるりと回った。参加者と子供たちが、笑顔で舟艇体験し、和やかな雰囲気が広がった。
桜町の成田恵子さん(66)・道彦さん(70)は、「ヨットとボートに乗って楽しかった。快適。バッチリ。初めて乗ったけれど、海が大好きなので恐くなかった。また来年も来たい」と喜んでいた。
同実行委の平野井篤事務局長は「車イスの方にとっては、船に乗るチャンスは中々ない。喜んでもらえて何より」と、船に乗った参加者たちを見つめていた。