秋らしい涼しい風が入った9月4日(土)、祝津漁港の夜空に、1,800発の花火が次々に打ち上げられ、小樽の夏の花火大会の大トリを飾った。
「第6回おたる祝津花火大会」(同実行委・青塚忍実行委員長主催)。祝津小学校開校130周年記念と小樽市鰊御殿復活記念を兼ねて、2005(平成17)年にスタートし、今年6年目を迎えた。
会場となったおたる水族館(祝津3)の駐車場一帯では、露店が並び、ステージイベントが行われた。祝津町民をはじめ大勢の市民が会場に集まった。 潮太鼓保存会による打演とともに、北海男塾による神輿渡御もあり、太鼓の音と「セイヤ」の威勢良い掛け声で、打ち上げ前の会場は熱気に包まれた。
打ち上げは、19:00からで、大漁祈願、新盆・一周忌・七回忌の故人への追悼、孫誕生記念など、町民たちが様々な思いで協賛した花火が、祝津の夜空に舞い上がった。大輪の華が次々と目の前に咲き、会場から、「おお」、「すごい」、「きれい」などの歓声が起こった。
打ちあがる花火とともに、ライトアップされた高島岬に立つ鰊御殿や露店の灯りが、秋近づく漁師町の夜を彩っていた。