「防災の日」の総合訓練 33機関336名が色内ふ頭に集結


sougoukunren.jpg 9月1日(水)「防災の日」、小樽市最大の総合防災訓練が色内ふ頭で行われた。全33機関336名が参加し、万が一の大規模災害に備えて協力体制の強化を図った。
 1923(大正12)年の関東大震災を契機に制定された「防災の日」。小樽市では、震度6強の地震が発生したとの想定で、13:00から訓練を実施した。
 色内ふ頭には、陸に消防車両など41台、海に船艇5隻、空にヘリコプター1機が集結。道路の損壊や亀裂、崖崩れによる土砂の流出、負傷者のドクターヘリによる救急搬送、船舶火災などの訓練が次々に行われた。
 座屈ビル救出訓練では、市消防本部の消防隊員が、チェーンソーを使用して鉄パイプを切断し、倒壊したビルから負傷者を救助。また、ドクターヘリを要請。公園内のグラウンドに到着したヘリからは、隊員2名が降り、救急車で現場に急行。負傷者を担架で運びヘリに乗せ、たった10分で着く手稲渓仁会へ向かった。
 最後は、船舶火災救助・消火訓練で、隊員たちが手分けして、船舶内部で逃げ遅れた乗組員2名を救出したのち、出火元の船舶めがけホースで一斉に放水し、総合訓練を終えた。