9月1日(水)07:00頃、おたる水族館(祝津3)のタンクからA重油が溢れ出て、同館前にある祝津海岸に1.1KL程度が流出した。
同館によると、遊園地側の入り口付近にある機械室に設置されているサブタンク(240L)から、1.1KLの油が流出。館外の7KLのA重油タンクから、サブタンクに油を送る仕組みとなっており、本来は、サブタンクの9割に達するとセンサーで給油が止まるが、何らかの原因でこのセンサーが機能せず、油が溢れたという。
油は、館内の側溝を流れ、駐車場下の埋設を通り、近くのマリーナ食堂のマンホールから流れ出た。同館職員が、油の匂いに気づき、すぐに小樽海上保安部など関係機関に連絡。付近の漁師などの協力を得て、早朝から昼にかけて、専用の吸着マットで吸い取り作業が続けられている。
同館では、「メキシコのような油の層が厚くはないが、海にないものが流れてしまっては少なからず影響が出るだろう。ご迷惑をお掛けして申し訳ない」(籠島賢二飼育部長)としている。