小樽市民センター・マリンホール(色内2)裏の旧手宮線沿いに、プロやアマチュアの写真家38人の作品500点が並んでいる。
8月30日(月)から始まった野外の「小樽・鉄路・写真展」。プロカメラマンや写真愛好家、学生など幅広いメンバーで作る実行委員会(田村愛夢代表)が、 9月12日(日)までの14日間、日本で3番目に古い鉄道の廃線を舞台に写真を展示する。
会場では、カメラマンそれぞれの視点でとらえた小樽をはじめ札幌などの写真が数々並ぶ。中でも、乾英男さんの「あの日の小樽」と題した企画展が、来場者や出展者の目を引く。市内にあった灯台市場やバンビキャラメルの池田製菓本社工場、拡幅前の中央通りなどを撮影した懐かしい写真が、錆びた鉄路に並ぶ。
潮陵高校生写真部の橋本つぐみさんの「小樽潮陵女子の未来の旦那さんに一言」と題した作品も、ユニーク。9人の女子高生が、「結婚してくれてありがとう」や「毎日ごはんつくってね」などと書いた一言を手に笑顔を見せる写真を淡いピンク色のボードに飾る。実行委メンバーから「鉄路写真展には、これまでピンク色のボードが飾られたことはなく、可愛らしい」との評価を受ける。
「小樽・鉄路・写真展」は、9月12日(日)まで。24時間(夜間照明を実施・最終日は17時閉場)。入場無料。
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