小樽のシンボル・天狗山からの夜景を楽しむ「第9回おたる天狗山夜景の日」が、8月28日(土)に開かれた。多くの市民が天狗山山頂に集まり、目の前に広がる北海道三大夜景の一つとされるパノラマ夜景を楽しんだ。
夜景の日は、天狗山ロープウェイを運営する中央バス観光商事株式会社が、2002(平成14)年の「小樽市制施行80周年」記念事業を引き継ぎ、小樽の夏の最後を彩るイベントとして毎年行っている。
同社は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009で一つ星として掲載された天狗山からの絶景とともに、縁日コーナーやステージイベントで市民や観光客を楽しませる。
今年は、アカペラコーラス「SoUnD TrIcKs」やケントスバンドBILLY&「THE SHAKES」、天狗山太鼓打演で会場を盛り上げた。オープニングセレモニーでは、中央バス観光商事の村上公彦代表取締役社長が、「今日と明日の天狗山祭りのイベントを楽しんでもらいたい」と挨拶。関係者たちが、700個のバルーンを空高く上げた。
山頂では、木々のライトアップや「第1回小学生の書展」の作品を展示。山麓には小樽工業高校生制作の行灯やキャンドルアートを飾った。若いカップルや家族連れたちは、夜景やライトアップ、行灯など光のアートの記念撮影に興じていた。小樽星の会との星座観測会もあり、子供たちは、望遠鏡を覗き込んで、夜空に光る星に興味津々となっていた。
29日(日)は、「第29回おたる天狗山まつり」を開く。ちびっこ神輿やひょっとこ踊り、大道芸などを企画している。