小樽市と市内広告代理店3社による共同企業体が広告料だけで作る「2010・2011年度版小樽市くらしのガイド」が完成した。
市と連携する広告代理店は、株式会社北日本広告社小樽営業所(角野由和所長)、株式会社北海道広告社(前野晃寛代表取締役)、株式会社オープラン(小笠原眞結美代表取締役)の3社。
昨年度につづき2年目の取り組みで、総事業費は1,500万円(印刷770万円・配布230万円・製作・経費500万円)。すべて企業広告で賄い、財政難の小樽市の市費は一切ない。A4約200ページ。表紙・裏表紙はフルカラー。70,000部発行し、全世帯に配布する。印刷は北海道印刷工業組合小樽支部の協力、配布は(社)小樽市シルバー人材センターが行う。
今回は、「政権交代があっても大きく内容が変わりはないだろうと思う」と、2010・2011年度の2年度分として発行。表紙には、市内の小学生から募集した天狗山や運河、海、家族などの絵を添える。小樽の良さを再認識してもらいたいと、小樽の歴史を載せる企画ページや、災害に備えるためのチェックリストも掲載している。
同企業体は、「協賛企業の協力が大きかった。昨年よりも減ったが60社に協力を頂き、市民に役に立つ行政情報と、喜んでもらえる企画ページを盛り込んだ」としている。
27日(金)、3社の代表者は、山田勝麿市長を訪問し、完成したくらしのガイドを手渡した。市長は、「こんなに素晴らしいものが完成するのであれば、小樽市もスポンサーにならないといけないな」と話していた。
「2010・2011年度版小樽市くらしのガイド」は、9月1日(水)から30日(木)まで各戸に配布される。問合せ:0134-32-4111 広報広聴課(内線223)
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