築港ベイエリアを"激漕" いかだレース大会  



 「1、2、1、2」。「よいしょ、よいしょ」。8月22日(日)09:30~15:00、21チーム・70人が、タイヤチューブと木の板で作ったオリジナルいかだに乗って、築港ベイエリアを”激漕”した。
 小樽築港ベイエリア活用促進実行委員会(鎌田力実行委員長)主催の「第4回道新賞争奪・第4回いかだレース大会」。タイヤチューブや腰掛用の板をロープで結んで、自前のいかだを造り、速さを競う競技。午前中にいかだ作り、午後にそのいかだでレース。
 今年は、21チーム・70人が参加。小樽市民だけでなく、アメリカ人英語教師や、一人旅中の姫路出身の中学生も混合チームに入り、いかだレース大会に汗を流した。
ikadarace.jpg 競技は、2人漕ぎの往復200m、3人漕ぎの往復200m、4人漕ぎの往復300mの3種目。参加者は、浮力を重視したいかだ、スピードを重視したもの、様々な工夫を凝らして競技に挑んだ。3人漕ぎと4人漕ぎは、タイヤチューブの並べ方、結び方によってスピードの差が出るため、前回参加者は、優勝者のいかだの形を習って作っていた。
 この日は、最高気温が27.9℃まで上がり、絶好の海日和となった。時折、爽やかなが風がベイエリアに吹きつけた。2人漕ぎレースでは、スピードを重視し過ぎてタイヤチューブを細く縛り連結したチームが、途中で海に落ちるアクシデント。ライフセーバーの助けを借りて、いかだにもう一度乗ってもまた落ちるというハプニングの連続に、会場から、「もっと落ちろ」、「いいぞ」と笑い声とともに歓声も。
 4人漕ぎレースでは、陸上自衛隊の隊員チームも参戦。日頃の鍛錬とチームワークで過去最高タイムの記録が期待されたが、海上ではその力を発揮することが出来なかった。それぞれのレースで、築港臨海公園会場からは、待機中の参加者や父母、関係者たちから、「頑張れ」、「もっと右」、「バランスとれ」と大きな声援が広がり、いかだレースは大いに盛り上がった。
 種目別の1位は、2人漕ぎ:チーム・ハンター、3人漕ぎ:チーム男、4人漕ぎ:小樽海上技術Bチームとなった。