北照 1回戦敗退 夏の甲子園初勝利ならず


 8月7日(土)に開幕した夏の甲子園「第92回全国高校野球選手権大会」。19年ぶり2回目の出場となった北照高校野球部(河上敬也監督・西田明央主将)は、9日(月)の第1回戦で、長崎日大高校と対戦した。
 試合開始の13:30直前に突如の大雨に見舞われ、グラウンドの調整などのため40分遅れの14:10からの開始となった。
 長崎日大は、1回裏、先頭打者のホームランで1点先制。4回表、北照は、又野知弥投手のホームランが出て、同点に追いついた。しかし、その裏、長崎日大は、二塁にランナーを置いてまたもホームラン、点差を2点に広げた。この長崎日大の攻撃途中、雨が激しく振り出し、試合が一時中断となった。
hokusyouPV.jpg 1時間22分の中断後、試合は再開。2点リードの長崎日大を追う北照は、チャンスを作り出すも点数につなげることが出来なかったが、8回表、四球で一塁にランナーを置いて、西田主将がツーベースヒット、ようやく1点返した。その裏、長崎日大がまた1点取り、点差は2点に戻った。最終回、北照は力及ばず、得点することが出来ず2-4で試合終了。夏の甲子園初勝利の夢は叶わなかった。
 市内中心街にあるサンモール一番街商店街では、小樽商科大学の学生が企画したパブリックビューイングが行われ、商大生と市民約30人が集まり、北照ナインにエールを送った。チャンスやピンチの際には、「おお」、「きゃあ」、「頑張れ」、「いけ」など高い若い学生の声が商店街に響き渡っていた。
 企画運営責任者の小杉直也さん(2年)は、「北照の選手に小樽出身者が少ないということで、市民の応援が少ないと聞いた。選手たちは、自分たちの故郷から離れて小樽に来て頑張ってくれているので、小樽市民が一つになって応援したいと企画した」と話していた。