市立小樽文学館(色内1)で企画展「走れ!!小樽探検隊」が、8月7日(土)から開かれている。
「小樽探検隊」(渋間靖隊長)は、自転車で小樽を探検するグループ。2007(平成19)年の結成当時は中学2年生で、今は高校2年生に成長。
中学生ながらユニークな企画を出し、「小樽市指定歴史的建造物めぐり」や「小樽58箇所全ての町を回る旅」などを行い、オリジナル歴建ガイドマップを作成。雪あかりの路や商店街イベントにも率先して参加し、市民や商店主にも親しまれている。
この活動を注目していた同館の玉川薫副館長が、「これまでの活動歴を紹介したい」と探検隊に企画展の開催を打診。
企画展の内容を決める会議では、隊長と広報官が激論を飛ばす場面もあり、玉川副館長のツイッター(http://twitter.com/tamagawakaoru)に、つぶやきが掲載されている。
約1ヶ月間の準備期間を経て完成した同展では、代表的な活動である「小樽58箇所全ての町を回る旅」、「小樽バス停めぐり」の様子を撮影した写真とマップ、オリジナルガイドブックなど約150点の資料を展示。
「小樽58箇所全ての町を回る旅」は、「なぜ、この企画が出来たかと言うと、『歴史的建造物を制覇したから次は小樽!』という軽い気持ちです。それで、小樽の町名は何箇所あるかを調べ、58箇所あることがわかりました。そこで、『じゃあ、必ず各町には1丁目1番1号があるからそれを証明する看板などの前で写真を撮ろうよ!』ということになりました」
「小樽バス停めぐり」は、「おたる市内線バス一日乗車券を使えばすぐに制覇出来るのですが、探検隊は自転車で全路線をめぐるのです。もちろんバス停は中央バスの市内路線を使用し、路線の書かれたくじを引き、その路線のバス停をめぐる。それを全路線制覇するまで行う」などと、活動に至る経過や感想も載せている。
展示会場には、隊長愛用の自転車と、廃車となった隊員の自転車2台も並び、探検隊のユニークな軌跡を追うことが出来る。
同展は、8月7日(土)~29日(日)9:30~17:00まで。入館料一般300円、高校生・市内在住70歳以上150円、中学生以下無料。
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