「鉄道遺産のまち-手宮 活かそう-」 手宮市場で語る会 


temiya.jpg 手宮の歴史と未来を語る会「鉄道遺産のまち-手宮 活かそう-手宮の魅力と資源」が、8月7日(土)15:00から手宮市場で行われた。
 北海道鉄道文化保存会(飯田勝幸理事長)が、鉄道のまち手宮を再認識することを目的に行っている語る会シリーズ。1回目は小樽市総合博物館で手宮の素晴らしさ、2回目は浄央寺で手宮の宝物について語った。
 3回目の今回は、「鉄道遺産を語るには、この手宮の生活、街なくして語れない」と、1917(大正6)年に開設された小樽で最初の市場を舞台に、手宮の街について語った。
 石狩・後志漁師会の成田正夫副会長、手宮市場協同組合の新保英一組合長、鈴竹水産の鈴木節子さん、いか電祭り実行委員会の山下秀治実行委員長など、手宮の街と密接に関わる人たちが集まり、「手宮とお魚」をテーマに、今後の手宮の活性化について意見を出した。
 新保さんは、「昔は、毎日、買い物して、その日に美味しいものを食べていた。しかし、今は、冷蔵庫が普及して、週に一回とかしか買い物に来てくれない。その日のものが美味しいのに、冷蔵庫に入れたものを食べる。とても残念」
 成田さんは、「地元の人に地元で獲れた魚を食べてもらいたいが、今は一年中色々なものを食べることが出来る時代。なんとか、旬のものが一番美味しく食べることが出来るということを若者に分かってもらいたい」
 山下さんは、「自分が、35年前に商売を始めた時、こんなに人で賑わう良い場所はないと思った。わざわざ来る市場を目指せば、また繁盛出来るはず」。
 飯田さんは、「自分たちの魅力を活かして売り込むことが手宮の再生につながる。空き店舗も出来てしまったからそのままにするのではなく、魚教室を開いたり、他でやっていないことをするべきだ」と訴えた。
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