海洋学問・科学技術専門の「国立大学法人東京海洋大学」(東京都港区)の練習船2隻が、小樽港で休養中だ。日本全国を周りながら航海実習をする生徒たちも、陸に降りて、小樽の街を散策しながらゆっくりと羽を伸ばし、航海の疲れを癒している。
小樽港で休んでいる練習船は、同大所有の神鷹丸(しんようまる・649トン)と、独立行政法人航海訓練所の大成丸(たいせいまる・5,886.73トン)の2隻。
神鷹丸は、同大海洋科学部の3年生35名を乗せ、7月11日(日)から8月10日(火)まで、全国各地の港町を周る。実習生は、1ヶ月間、漁業訓練や漁船学などを勉強する。毎年、8月上旬に小樽港に寄港し、休養のほか、水や食料などの補給を行っている。今年は、8月1日(日)に入港し、4日(水)10:00には小樽を離れ、津軽海峡を渡り、宮城の石巻港に向かう。
大成丸は、同大海洋工学部の1年生100名を乗せ、7月21日(水)から8月20日(金)まで、全国を回る。実習生たちは、航海術の訓練を行う。7月30日(金)に小樽港に入港。ゆっくりと休み、3日(火)14:00には出港し、横浜へ向かう。
2隻とも小樽港第2ふ頭に停泊している。
また、中央ふ頭には、海上自衛隊の護衛艦すずなみ、いかづち、イージス艦こんごうの3隻が、広報活動の一環で、7月30日(金)から停泊していたが、8月2日(月)夕方には出港した。