「小樽にある閉塞感をロケットのように吹き飛ばしたい」。ロケットを一から作って小樽の空に打ち上げる「小樽アポロ計画」が、8月6日(金)・7日(土)の2日間、朝里スキー場と朝里クラッセホテル(朝里川温泉2)で行われる。
2008(平成20)年から朝里クラッセホテルで「小樽マネジメント塾」を開催しているイベント企画・運営の「有限会社ナレッジプラザ」(札幌・佐藤等代表取締役)の主催。同ホテルの前川勝美支配人が、「小樽にある閉塞感をロケットのように吹き飛ばしたい」と提案したことで、「小樽アポロ計画」がスタートした。
1回目の2008(平成20)年は、北海道で宇宙ロケット開発に携わっている株式会社植松電気の植松努さんを迎え、アメリカ製のプラスチックのキットを組み立てて打ち上げた。約100名の親子が参加し、宇宙への夢を膨らませた。2回目の2009(平成21)年は、約30名の参加で、ペーパークラフトで一からロケットを組み立てて飛ばした。
3回目の今年は、参加者定員を120名に拡大。「親子で夢を語り合う」、「挑戦心に火をつける」がコンセプト。紙とプラスチックで、初日は長さ30cm・直径3cmのミニロケット、2日目は長さ1m・直径20cmの”巨大ロケット”を作り、小樽の空に打ち上げる。ロケットは時速200kmで、上空100mまで一瞬で上がるという。その後、パラシュートが開き、これをキャッチする。
参加費は、8月6日(金)・7日(土)の宿泊プランは大人1,7000円(ナレッジプラザ会員15,000円)、中高生12,000円、小学生以下 8,600円。1日目の日帰りは大人9,000円(同7,000円)、中高生4,000円、小学生以下3,000円。2日目の日帰りは大人・中高生 3,000円、小学生以下2,000円。
1日目の参加費には、植松氏の講演「思いは招く~夢があればなんでもできる~」、ロケット製作(1人1機)、打ち上げ、科学実験付きの夕食バイキング。2日目は、巨大ロケット製作(約4人で1機)と打ち上げが含まれている。
ロケットの打ち上げは、CAMUI(カムイ)型ロケットと同じ仕組みで行われる。燃料はポリエチレン、酸化剤に液体酸素を使用しており、爆発しない安全なエンジンシステムという。
宿泊プランの申込締切は、7月30日(金)、日帰りプランは、8月2日(月)まで。8月以降のキャンセルは料金が発生する。申込 (FAX):011-261-4422。問合せ:011-261-7411。インターネットでも可能。こちら
◎有限会社ナレッジプラザ