住吉神社(住ノ江2)の例大祭「小樽まつり」の本祭・7月15日(木)。担ぎ手たちの威勢良い掛け声が、境内に響きわたり、道内最大級の「百貫神輿」が真夏の夜に舞った。
はちまき法被姿の担ぎ手約250人は、社殿前に鎮座した黄金の神輿を取り囲んだ。手拍子とともに宮出しを始め、一気に神輿を持ち上げた。「エッサ、エッサ」の威勢良い掛け声を神社に響かせた。
担ぎ手たちは、入れ替わり立ち代りで次々に神輿を担ぎ、神社境内を下った。急な石段を下りる際には、「真ん中だ」、「重い。そっち大丈夫か」などと慎重に。周囲で見守っていた市民たちは、「頑張れ」と声援を送っていた。
大勢の担ぎ手たちによって「百貫神輿」は、真夏の夜を舞い、参拝者をかき分け、露店がずらりと並ぶ参道を抜けた。露店の灯りが、黄金の神輿を輝かせた。この後、住之江地区をぐるりと渡り、「小樽まつり」のハイライトを迎えた。
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