地上に下りた巨大千両箱 JR銭函駅


zenibako1.jpg JR銭函駅ホームに約30年間吊るされシンボルとなっていた巨大千両箱「銭函(銭箱)」が、6月11日(金)から地上に下りている。縁起の良い巨大千両箱が間近で見られるとあって、市民や観光客から注目されている。
 巨大千両箱は、同駅構内係員だった佐藤勇徳さん(84)が、銭函駅の売上げを少しでも増やしたいと手製し、1976(昭和49)年頃に設置した。
 縦・横60cm、長さ2mの木製の箱で、要所に金具、銭函の文字を刻んでいる。設置当時、「銭がたまる」との縁起担ぎで来場者が増え、zenibako2.jpg銭函駅にとっても縁起の良い同駅のシンボル「銭箱」となった。この後も、佐藤さんから、大小さまざまな銭箱が寄贈され、ホームのあちらこちらに飾られている。
  巨大千両箱は、長年、同駅の改札口の天井からローブで吊るされていたが、「もしも落ちたら危険だ」との理由で、6月11日(金)から、改札口脇の台の上に移動した。
 これまで見上げるだけだったが、間近で360度見られるとあって、子供から大人までが、列車を待つ間、縁起の良い銭箱を眺める光景が広がっている。