小樽市議会第2回定例会の学校適正配置調査特別委員会が、6月16日(水)、市役所別館で開かれた。小樽市教育委員会は、5月17日から行っている地区懇談会で、4日(金)までに回った14会場で参加者から寄せられた意見や要望について概要を報告した。
14会場での参加者は、述べ321人で、このうち市議会議員や関係者を除く保護者・地区住民は186人となった。
塩谷・長橋地区ブロックでは、「統合するのであれば、早く再編を」。「できれば塩谷小を残して」。「距離などを考えると余市の方が便利。再編での考え方は」。「小さな学校は一切残さないということか」。「小さい学校ではだめなのか」。「学校規模、適正な生徒の数に踊らされないで」。
高島・手宮地区では、「手宮小を新築して存続して」。「末広中がだめなら北手宮小を中学校にということも検討を」。「石山地区は一度統廃合を経験している。環境整備についてたたき台を」。「地形の起伏を考えると、通学距離ではなく通学時間も示して」。「手宮地区に老人施設が何もないので、学校の跡利用として考えて」。「他の会場でどのような意見があったのか教えて」。
中央・山手地区では、「15年の計画だが、学校の建て替えや改修を何校もやる予算が市にあるのか」。「色内小は、いい形でボランティアの取組があり、その流れがなくなってしまう」。「量徳小の件は、新聞報道で知るのではなく、一番先に保護者に届くように努力してほしい」。
新病院建設のため2012(平成24)年3月までの閉校が決まっている量徳小がある南小樽地区では、「量徳小PTAは病院建設の同意はしていない」。「隣接ブロックの情報がほしい」。「同じグループの若竹小も、量徳小の再編時期である平成24年度の統合が望ましいということか」。
朝里地区では、「施設設備の良い学校を使うなど小中併せて考える方がいい」。「授業などにも差し支えのないよう配慮してほしい」などの意見や要望が出されたという。
市教委では、この懇談会で出された「他の会場でどのような意見があったのか教えて」との要望を受け、16日(水)にホームページに「学校再編についての地区別懇談会の概要」をアップした。
◎関連記事
◎学校再編についての地区別懇談会の概要